僕は2015年から、毎年12月25日のクリスマスに公園で洗顔をする『クリスマス洗顔』ということをしています。
動画はこちらのプレイリストから観れます。
最終的には、『クリスマス洗顔フェス』という野外音楽フェスに発展させたいと思っています。(日比谷公園大音楽堂とかで)
数々のロックバンドやアーティストたちに最高の演奏をして頂き、
最後にステージで僕が洗顔をして、盛り下げます。
8年やっていますが、再生数が全然伸びないので、悩んでいます。
で、こういうことをしていると、当然
「なんでこんなことをやっているんですか?」と聞かれるんですが、
今までは自分の中でしっくりくる回答を持っていませんでした。
そこで、最近「パンクという表現」について考えていた時に、
「クリスマス洗顔ってパンクなんじゃないの?」という結論に至りました。
ちょっと意味わからないという方もいると思うので、これから説明します。
パンクとはどのような表現なのか。
まずは「パンク」という表現に向き合っていきます。
今回話す「パンク」は音楽における「パンク」だと思います。
パンクというと『Sex Pistols』『Green Day』『Hi-STANDARD』といったパンクバンドが思い浮かぶかもしれませんが、
LUNA SEAの『TONIGHT』、BOØWYの『WORKING MAN』という曲にも僕は「パンク」を感じます。
まずLUNA SEAの『TONIGHT』は、なんと言ってもサイドギターのINORANが特徴的で、
一曲を通して、ほとんど同じコードを一定のリズムでテレッテレレッテレレッテレレッというようにかき鳴らしています。
BOØWYの『WORKING MAN』も同じようなところがあって、
この曲の作詞はベースの松井常松さんなんですが、
曲の中に、ベースソロがあるんです。
自分の曲のソロパートとなると、1番目立ちたいような場面かと思いますが、
彼は1つの単音をベベベベベベベベ…と鳴らし続けるだけでソロパートを終えます。むしろ後ろのドラムの音の方が目立っているように感じます。
『TONIGHT』、『WORKING MAN』から読み取れる「パンクっぽさ」というものを定義すると、
「単純(簡単そう、誰にでもできそう)なことを、繰り返すことが、革新的であり破壊的である。」だと思います。
これは前に挙げた『Sex Pistols』『Green Day』『Hi-STANDARD』の楽曲にも通ずるところではないでしょうか。
『クリスマス洗顔』はパンクである。
では、『クリスマス洗顔』に向き合ってみます。
先ほど定義したパンクっぽさの定義は
「単純(簡単そう、誰にでもできそう)なことを、繰り返すことが、革新的であり破壊的である。」
でしたが、これを『クリスマス洗顔』に当てはめてみます。
まず、『クリスマス洗顔』は「単純(簡単そう、誰にでもできそう)」でしょうか。
例外もあるかもしれませんが、洗顔って誰でもできるような簡単なことですよね。
そして、『クリスマス洗顔』の内容は「クリスマスに公園で洗顔をするだけ」なので単純です。
では次に、『クリスマス洗顔』は繰り返しているでしょうか。
『クリスマス洗顔』は2015年から8年間、毎年行っているので、繰り返していますね。
では『クリスマス洗顔』は、「革新的であり破壊的」でしょうか。
クリスマスという日は本来、クリスマスっぽい料理を食べたり、サンタの衣装を着たり、というように、非日常を楽しむものだと思います。
(キリストの誕生日です。)
そんな非日常な日に、「洗顔」という日常の行動を持ち込んで、雰囲気を台無しにしているのが、『クリスマス洗顔』です。
なので「破壊的」とも言えるし、これが新しいコンテンツになるので、「革新的」とも言えると思います。
このように、『クリスマス洗顔』は、僕の思う「パンクっぽさ」の定義に当てはまるので、
「クリスマス洗顔はパンクである」と言えると思います。
なので、もしこれから「なんでこんなことをやっているんですか?」と聞かれた際には、
「パンクを表現するため」と答えようと思います。
続く。