2020年6月で、一日一食の生活を始めて
半年以上が経った。
正確には覚えていないが、
2019年の10月末には
既に一日一食を始めていたから
2020年6月の時点では
期間としては7ヶ月以上といったところだろう。
(ちなみにリライトしている2021年4月現在も実施している。)
半年が経過した現在、
いくつか分かったことがあるから
今の時点で経過報告をしようと思う。
寝起きが良くなった
一日一食をするようになってから
寝起きが良くなった。
一見すると関係がないようにも思えるが、
仕組みは単純なもので、
睡眠時間に消化作業を持ち込まないからだと考えている。
する事が減れば他の作業に注力できる。
食品にもよるが、
消化時間は
長いものだと12時間以上かかるものも
あると言われている。
睡眠の半日前には食べ終わらないないと
睡眠時間に消化作業を持ち込むということになる。
食事回数というよりも
“お昼よりも後に食べない“などといった
食事時刻が重要になってくる。
昼夜逆転をしていない場合であれば
おそらく夜に寝ることになるが、
お昼よりも後の時間に食べないなら
残るのは朝か昼だけ。
朝か昼に食べる一日一食か
朝と昼を食べる一日二食をすることで
睡眠時間に
消化作業を持ち込まなくて済むようになる
という仕組みだ。
この仕組みを踏まえて
他にもメリットが多い一日一食を選んでいる。
時間が増えた
最初に断っておくと、
一日一食をすることで
時空を超越したという話ではない。
あくまで24時間の範囲の中で
時間配分が変わったということだ。
食事をするために使う時間は
食べている間だけではない。
- 計画
- 準備
- 実行
- 片付け
といった合計の時間が必要になる。
自炊をしない場合でも
計画:何をどこで食べるかを考える。
準備:お店に向かう
実行:食べる
片付け:帰る
といった時間が必要になる。
当たり前におこなっているかもしれないが、
この一連の流れを1日に何度も行うと
意外と時間がかかるものだ。
この時間を
1日あたり1回分まで減らせるのが
一日一食なのだ。
食べる為に生きている人には
食事時間を減らす必要がないかもしれないが
生きる為に食べている自分にとっては
食事時間を減らして
他のことに使う時間に充てる事ができると
大きなメリットになる。
健康に気を遣えるようになった
一日一食をする事で
健康に気を遣えるようになった。
正直なところ、
元々は食を軽視していた自分だが、
一日一食をすると、
栄養価の事が心配になり
栄養について学ぶようになった。
本来なら一日一食でなくても
自分の為には
栄養には気を遣った方が良いのだが
なかなかそういう気が起きず、
一日一食まで追い込む事でやっと焦りが生まれて
気を遣えるようになった。
また、健康に気を遣おうとしても
金銭面で問題があれば実行ができない。
例えば、食費が一日千円までだとすると
一日一食ならその千円を
全て一食に使う事ができる。
千円もあれば、店によっては
デパートの和食屋さんでも定食が食べられる。
やよい軒なら定食だけでなく
サイドメニューも付けられる。
食欲を克服した
食欲が完全に無と化したわけではないが、
食欲をコントロールできるようになった。
一見すると危ない状態にも思えるかもしれないが、
理性で食事ができるから、
食事の選び方、食べ方などを
自分に最適化する事ができるのだ。
3大欲求の一つを自由自在に操れるという感覚は
自信に繋がる。
食欲を克服する具体的な方法は
別記事にまとめようと思うが、
簡単に方法を説明すると
食欲というのは、脳が
「食べ物が入ってこない!栄養が足りなくなる!」と
暴走して危険信号を発しているという状態だから
「このくらいの量でも栄養は足りるんだよ」と
脳に覚えさせるのだ。
それが難しいという意見もあるかもしれないが
自分は色々な方法を組み合わせて克服した。
誰かと食事をするのが難しくなった
唯一のデメリットと考えられるかもしれないのが
誰かと食事をするのが難しくなったということ。
食べる内容の問題
まず、食べる内容に食文化の問題がある。
一日一食と
最適化された食事内容は
切り離せないものだと思う。
自分はいつも発信しているように
自分に最適化したイチマティズム的な食生活をしていて、
これは一種の食文化である。
それが一緒に食事をする相手の食文化と
合っていることはなかなかないと思う。
もし相手がいい人で自分に合わせてくれるなら良いが、
残念ながら、いろいろなものを食べないようにしていたり
様々なルールを作って食事をしている自分が
相手に合わせることは難しい。
例えば、
血糖値の急上昇を抑えるために
食前にバナナを摂るとすると
食事内容に関係なく
いただきますと同時にバナナを取り出して
食べ始めるならまだしも、
店内に持ち込みが禁止なら
移動中にバナナを食べ出すかもしれない。
金髪のゴリラが現れたと通報されて
麻酔銃で一緒に撃たれてしまったら
一生のトラウマになってしまう。
多くの日本人とは食文化が合わないため
お互いが気持ちよく食事をしたいなら
よほどの物好きでない限り
自分と食事をしない方がいいだろう。
ただ、自分が特殊な例というだけだから
もし読者が一日一食をしたいのであれば、
大衆に合わせた食文化を維持しておけば
問題ないだろう。
食べる時間の問題
昼夜逆転をしていない状態であれば
いつも朝から昼の間に食べているとすると
食べる時間を相手に合わせづらい
という問題がある。
この時間帯でなければ
上で述べた睡眠の面でのメリットが得られなくなる。
一食目を食べた上で相手と二食目を食べる
という方法もあるが、
いつもより多い量を食べることで胃痛を起こすかもしれない。
一人で胃痛を起こすのはまだいいかもしれないが、
誰かとの食事であれば
気を遣わせてしまうかもしれないから
二食目を食べるという方法も避けたい。
思想面
そもそも自分は思想面では
一人で食事をしたい人間だから
これをデメリットだとは感じていない。
最後に
今回は実際に実践している自分の感想から
一日一食のメリット・デメリットを紹介した。
いつも言っているが
一日一食に関しても
やりたい人がやればいいというだけで
嫌な思いをしながらしなくてもいいと思う。
ただ、上で述べたようにメリットは沢山あるから
実践してみたいという人に向けて
これからも一日一食の情報を発信しようと
考えている。
続く。